現在もコロナ禍の真っ只中、第2波とも思われますが、事業はそのような状況下でも進んでいきます。
改めて、この時期を乗り切るための経営方法を確認しましょう。
“会社の今を乗り切る7つの経営方法”とは、
- 制度を徹底活用した資金調達
- 独自の資金調達の可能性を探る
- 貸借対照表を眺めたら、お金を増やせないか
- 原価のカット
- 経費のカット
- 事業構造の見直し
- 今ある市場を生かして、収入を得られないか
という経営の観点です。
ここでは主に、1、3、4・5、7について解説します。
制度を徹底活用した資金調達
今回のコロナ禍で、様々な施策が設けられています。
随時変化しておりますので、当事務所でもウォッチしておりますが、是非とも、事業者さま自らチェックしていただき、対象となるのか、今後対象となりうるか、その場合の要件は備えているか、今後備えられるか、申請のタイミングはいつなのか、等々ご確認下さい。
貸借対照表を眺めたら、お金を増やせないか
3.の貸借対照表からの資金増とは、例えば、過剰在庫の解消です。
在庫を安価で提供し、少しでも換金して資金を確保されるというのはどうでしょうか。
あるいは、借入金の返済をストップあるいは延長してもらい、資金支出を止めて、会社にお金を少しでも残してはいかがでしょう。
また、固定資産を売却するという手もあります。
原価のカット、経費のカット
コロナ禍における企業の固定費削減の記事でも紹介しましたが、④⑤にあるコストの削減は、多くの事業者様において、すでに実施されていることでしょう。
一つ一つの見直すしかありません。
「◯◯は今も必要か?」と問いかけてください。
当事務所では、三島駅北口の月極駐車場を借りていましたが、出張が激減したため、解約しました。
電話料金の見直しもコスト削減に有効でしょう。電話に関する契約は複雑ですが、明細を見てオプション料金の一つ一つが必要かを見ていくことも大事かもしれません。
もちろん、売上増を目指したいところですが、ただ今は緊急事態です。
なによりも、“収入”の増加、すなわち、手元の資金の増加(確保)に取り組んでください。
給付金・補助金・助成金のみならず、融資を受けたり、税金や社会保険料の納付の猶予もご検討いただき、資金繰りをどうにか回してもらいたいと思います
今ある市場を生かして、収入を得られないか
7.の今ある市場とは、自社が有する人材、技術、設備、顧客、そういった既にあるものを、生かして新たな収入源にできないかということです。
例えば、設備が空いている時間に違うものを作る、表通りにある立地を生かし製品を事業者のみならず一般消費者へ販売する、空きスペースをレンタルする、協力会社の商品を我が社のお客様に買っていただく等々です。
良し悪しはさておき、まずは数多くお考えください。
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