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iDeCo運用のメリットを解説!NISAとの簡単な比較も紹介します

iDeCo運用のメリットを解説!NISAとの簡単な比較も紹介します

iDeCo(個人型確定拠出年金)とは

iDecoとは、個人が一定額を掛け、将来の年金として運用する制度「個人型確定拠出年金」です。
自分で掛金を出し、運用方法を決め、その成果を自分で受け取る仕組みですね。

2016年に4千件超の公募の中から名付けられたこの制度、iDecoは「individual-type Defined Contribution pension plan」の略で、DとCは大文字、i・e・oは小文字で表記します。
その名の通り、個人が自らの将来を支えるための積立を行います。

直訳すると、individualtypeが「個人型」、Defined「決められた」、Contribution「掛け金」、Pensionが「年金」です。また、ネーミングの「i」には「私」という意味が込められており、自分で運用する年金の特徴を表しているそうです。

iDeCo運用のメリットは?

厚生年金や国民年金が要件に該当すると、半ば強制的に年金保険料を差し引かれ、あるいは課せられるものであるのに対し、iDeCoは自分で年金を用意する制度です。
特徴的なのは、掛金の運用先を自らが選定し、給付はその運用次第という点にあります。

iDeCoの大きな魅力は、税制上の優遇措置にあります。

国は自ら年金を用意する人には、課税上の特典を用意しています。
支払い時(入り口)は、その支払った掛金が全額所得控除(※注)、言わば所得税計算で経費とすることができ、拠出期間中(中途)の運用益は非課税に、受給時(出口)は、一時金なら退職金扱い、年金の場合は公的年金扱いとされ、課税が緩和されます。

(※注)小規模企業共済等掛金払込証明書により年末調整で手続き可能

iDeco運用のメリット
  • 掛け金の所得控除
  • 運用益の非課税
  • 受給時の税制優遇

iDeCoの運用を具体例で解説

50歳会社員、年収500万円の人が、毎月2万円の掛金で、65歳まで15年かけた場合を考えてみましょう。

積立額(現金の支出額)
2万円×12か月×15年=360万円
税優遇額(所得税及び住民税が減少)
4.8万円/年×15年=72万円

運用益については、所得税及び住民税20.315%が非課税で再投資され、受取時には、退職所得または公的年金扱いで所得税・住民税が緩和されます。

加入資格原則、会社員の場合65歳まで積み立て可能(個人事業者だと60歳まで)
掛金額 月額5,000円~で、会社員だと上限2.3万円(個人事業者だと6.8万円まで)
引き出し原則不可となります。

iDeCoとNISAの比較の簡単な比較

iDeCoとNISAはどちらも投資を通じて資産形成を目指す制度です。
以下に簡単な比較をまとめました。

  1. ポイント支出時の所得控除あり受取時の税制優遇(iDeco:あり、NISA:なし)
  2. 同ポイント運用益の非課税 (iDeco:非課税、NISA:非課税)
  3. ポイント引き出し(iDeco:不可、NISA:可能)

iDeCoではNISAと同じ商品もあり、引き出さない場合は、iDeCoのほうが良いように思われます。
いずれにせよ積立は早く開始し、自分に合った資産形成の方法を選択しましょう。