お客様の全体会議にて、1時間ほど時間をいただいて、全社員に変動損益計算書の概要をお話しさせていただきました。
利益を上げるには、売上を上げるか、変動費を下げるか、固定費を下げるかの3つの要素があることを一通り説明させていただき、その上で参加者全員に、各自の感覚としてどの要素の改善が一番取り組み易そうか、取り組み難そうかを聞いてみました。
それぞれ売上・変動費・固定費に意見が分かれたのですが、興味深かったのは、それぞれ自分が所属する部門に直結するものに対して、改善の取り組み易さを感じている傾向が強かったということです。
つまり、営業部門は売上、現場部門は変動費、総務・経理部門は固定費が改善し易い、改善の余地があると感じているということでした。
もちろん、自分の部門は他の要素との関連が薄いと感じたことによるものかもしれませんが、自分の部門の改善は無理だとあきらめや投げやりになっていない証拠ですので、これからの改善が期待できると思いました。