マイナンバーカードを持っているけれど、身分証明書としてしか使っていない。
そんな方は多いのではないでしょうか。
総務省の発表によれば、2024年末時点で人口の8割、1億人以上がマイナンバーカードを取得しています。
しかし、保険証や確定申告、コンビニ交付など、実際の機能を使いこなせている人はまだ少ないのが現状です。
導入から10年が経ち、更新手続きを迎える方も増えてきました。
本記事では、カードを持っているあなたが「今日から使える機能」を5つ整理してご紹介します。
更新期の今こそ、できることを棚卸ししておきましょう。
目次
マイナンバーカードを持っているだけでは本当の機能を使えていない
マイナンバーカードは身分証明書としての役割だけではなく、その先にある手続きの簡略化にあります。
持っているだけでは機能の一部しか活かせていません。
マイナ保険証の利用登録、マイナ免許証の一体化、スマホでの確定申告といった応用的な機能は、自分から手続きしないと使えるようになりません。
マイナカードの更新時期こそ使える機能を整理するタイミング
マイナンバーカードには10年の有効期限があり(18歳未満は5年)、導入初期に取得した方は2024〜2025年ごろから更新時期を迎えます。
更新通知書が届いたこのタイミングは、自分が持っているカードで何ができるかを見直す絶好の機会です。
2028年には機能拡充した新しいマイナンバーカードへの移行も予定されています。
移行前に、現行カードの機能を一通り理解しておくことで、次期カードへの切り替えもスムーズになります。
マイナンバーカードの日常で使える主要機能5つ
- 本人確認書類
運転免許証やパスポートと並ぶ、顔写真付きの公的身分証として使えます。 - マイナ保険証
健康保険証の機能を追加でき、治療・投薬・医療費の情報を本人と医療機関で共有できます。 - マイナ免許証
運転免許証と一体化でき、更新手数料の軽減やオンライン講習の受講が可能になります。 - コンビニでの各種証明書取得
住民票や印鑑登録証明書などを、全国のコンビニで取得できます。
一部自治体では窓口より安く発行できます。 - スマホでの確定申告
パソコンがなくても、スマートフォンだけで確定申告の提出が完了します。
税金・医療に関わる機能と、日常の手続きに関わる機能について、以下で詳しく解説します。
医療や確定申告の手続きは、マイナンバーカードで簡略化できます

マイナンバーカードが最も力を発揮するのが、医療と税金の領域です。
病院での窓口対応から確定申告まで、手続きの手間が大きく減ります。
マイナ保険証で治療・投薬履歴が一元管理できる
マイナ保険証とは、マイナンバーカードに健康保険証の機能を紐づけたものです。
最大のメリットは、過去の治療歴・投薬履歴・医療費の支出が本人と医療関係者の間でデータとして共有できる点です。
初めて行く病院でも、過去の投薬情報を踏まえた処方を受けられ、薬の重複や飲み合わせの問題を避けられます。
さらに、スマートフォンにマイナンバーカードの機能を追加すれば、カードを持ち歩かなくても保険証として利用できます。
医療費控除の申告がマイナポータル連携で効率化する
マイナポータルと連携すると、1年間の医療費情報を自動で取得できます。
領収書を1枚ずつ集計する必要がなくなり、医療費控除の申告作業が大幅に短縮されます。
高額療養費制度の申請でも、過去の医療費データが参照できるため、手続きがスムーズに進みます。
スマホだけで確定申告が完結する
マイナンバーカードがあれば、パソコンがなくても確定申告ができます。
スマートフォンでe-Taxにログインし、必要項目を入力するだけで提出まで完了します。
税務署に出向く必要も、郵送の手間もかかりません。
個人事業主の方、医療費控除を毎年申告する方にとっては、申告作業の負担が大きく減る使い方です。
免許証・証明書取得も、カード1枚で完結
日常の手続きでも、マイナンバーカードの活用場面は広がっています。
運転免許証との一体化や、コンビニでの証明書取得が代表例です。
マイナ免許証は手数料減とオンライン講習が最大のメリット
マイナ免許証は、運転免許証の機能をマイナンバーカードに一体化させたものです。
主なメリットは3つあります。
免許情報は、スマートフォンに「マイナ免許証読み取りアプリ」を入れてカードをかざすことで確認できます。
従来の運転免許書と2枚持ちも可能
マイナ免許証への切り替えは必須ではありません。
従来の運転免許証とマイナ免許証の2枚持ちも認められています。
「完全にカード1枚に統一するのは不安」という方は、まず2枚持ちから始めて、運用に慣れてから切り替えを検討する方法もあります。
なお、マイナ免許証の手続きは運転免許の更新時でなくても、免許センターや警察署で随時可能です。
その場合は手数料1,500円がかかります。
コンビニ交付は三島市・沼津市なら100円安く取得できる
住民票の写し、印鑑登録証明書、戸籍証明書などは、全国のコンビニのマルチコピー機で取得できます。
市役所の窓口が開いていない早朝や夜間、土日でも利用できる点が大きな利点です。
さらに三島市や沼津市など一部の自治体では、印鑑登録証明書や戸籍証明書をコンビニで取得すると、窓口より100円安く発行されます。
毎回100円の差は小さく見えますが、積み重なれば無視できない金額になります。
更新手続きと2028年の次期カード移行で押さえておきたいポイント

更新期を迎えた方、これから迎える方に向けて、手続きの流れと将来の注意点を整理します。
更新通知は誕生日の3カ月前に届く
有効期限の3カ月前になると、自治体から「有効期限通知書」が郵送で届きます。
更新手続きは複数の方法から選べますが、最も簡単なのはスマートフォンでの申請です。
通知書に記載された二次元コードからアクセスし、顔写真を撮影して必要事項を入力・送信するだけで申請が完了します。
三島市は完全予約制、土曜午前は早めの申し込みが必要
申請を済ませた後、自治体からカード受け取りの案内状が届きます。
ここで注意したいのが、自治体によって受け取り方法が異なる点です。
三島市の場合、受け取りは7日前までの完全予約制です。
特に月2回開催される土曜日午前の受け取り枠は希望者が多く、早めの申し込みが求められます。
平日に休みを取りにくい会社員の方は、案内状が届いたらすぐに予約を押さえておくことをおすすめします。
2028年に機能拡充した新カードへ移行予定、紛失対策はより重要に
2028年には、機能を拡充した新しいマイナンバーカードへの移行が予定されています。
スマートフォンへの搭載が進めば、日常の利便性はさらに高まる見通しです。
ただし、機能が集約されるほど、紛失時の影響も大きくなります。
パスワードの管理、紛失時の連絡先(コールセンター・自治体窓口)の確認など、紛失対策は今のうちから意識しておきましょう。
できることを知ることが、使いこなしの第一歩です
マイナンバーカードは、身分証明書から医療・税金・免許・証明書取得まで、日常の幅広い場面で使える「手続きの鍵」です。
持っているだけで眠らせておくにはもったいない機能が詰まっています。
本記事で紹介した5つの機能のうち、まずは自分の生活に必要なものから利用登録を進めてみてください。
医療費控除を毎年申告する方ならマイナ保険証とマイナポータル連携、車を運転する方ならマイナ免許証、と優先順位は人それぞれです。
また更新期を迎えた方は、お住まいの市町村の予約状況を早めに確認しておきましょう。
三島市のように予約制を取る自治体では、希望日時が埋まりやすい傾向があります。
- 医療費控除の申告が毎年面倒で、今年こそマイナポータル連携を試してみたい
- 個人事業主で、スマホ確定申告に切り替えたいが手順がわからない
- 自分に必要な機能はどれか、専門家に整理してほしい
鈴木尚剛税理士事務所では、三島・沼津エリアの企業様を中心に、税務サポートを行っています。
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