相続税新聞

2019年8月号

土地の財産評価を決める「地積」とは?

地積と地籍の違い

「ちせき」と入力すると、「地積」と「地籍」が変換の候補に出てきました。

「地積」とは『土地の面積』のことです。
では、もう一方の「地籍」はご存知ですか?

地籍とは、『土地の情報・記録』すなわち、“土地の戸籍”とのことです。
一筆ごとの土地の所有者、境界、面積などについて、昭和26年から今現在も、自治体により、「地籍調査」が実施されているそうです。

国土交通省の地籍調査WEBサイト に詳しい説明があります。
各自治体の地籍調査の進捗状況や完了地域がわかって、大変興味深いです。

地積に関連する縄延びと縄縮み

相続税の財産評価では、土地の面積は「実際の地積」で評価することとなっています。
相続の際に土地のすべてについて「実際の地積」を測るというのは、時間も費用もかかってしまい、ナンセンスです。
測量図などがあれば、それを優先しますが、無い場合には、登記簿謄本に記載されている面積で計算をすることになります。

しかしながら、登記簿謄本に記載されている地積に違和感を感じた時、例えば、公図から推測される面積と乖離がある場合、あるいは建物の1階の床面積の方が大きい場合には、測量などの対応をとる必要が出てくるかと思われます。

実際の地積が登記簿の地積より大きいケースを「縄延び(なわのび)」と言い、逆に実際の地積が登記簿の地積より小さいケースを「縄縮み(なわちぢみ)」と言います。

“先祖代々”というような土地には、ときどきあるようです。

建物の評価

当事務所の土地の登記簿謄本です。
「③地積」の欄を見ますと、476.03平方メートルとあります。
そして、その下の行には490.40平方メートルとあり、「原因及びその日付」欄を見ますと、「③錯誤 国土調査による成果」とあります。
まさに、当事務所の土地が「縄延び」状態であって、地籍調査により、476.03平方メートルから490.40平方メートルに修正されたようです。

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