相続税新聞

2019年6月号

相続税申告における土地の財産評価

やはり増税の影響あり

第一次相続(ご夫婦のお一人が亡くなった)の場合、『配偶者の税額軽減』という規定の適用があり、相続税額が多額になったと感じることは少ないのですが、第二次相続(その配偶者も亡くなった)の場合には、相続税がかなり生じたと感じることが多くなりました。
『配偶者の税額軽減』の適用が無いこともさることながら、平成27年の相続税改正により基礎控除額が従前の6割に減少したことが大きいものと思われます。

例えば、相続人が子2人の場合、基礎控除額が7000万円から4200万円に2800万円減少しました。
その結果、課税対象が2800万円増えたことになり、最低税率の10%が適用されたとして、280万円の増税になったということになります。

財産の評価1 土地①

土地の評価

相続税申告においては、【財産評価】に、時間・労力・神経の8割が費やされると言っても過言ではありません。

亡くなられた方が持っていた財産がいくらなのか、預金であればその残高が財産の額と考えられるのでしょうが、土地となると大変です。
何しろ、その土地がいくらになるのか、それは実際に売ってみないとわかりません。

ですが、相続のたびに土地を売るわけにもいきません。
かといって、すべての土地について、不動産鑑定士に鑑定してもらうのもお金がかかりすぎてしまいます。

そこで、「評価」ということになります。
一つ一つが異なる土地について、その価値を、画一的、一律に簡便的に求められることになります。

土地の実地調査

会計事務所の仕事は、天気は関係ありませんが、唯一、相続税申告に係る土地の実地調査だけは晴天の方が好ましいです。
というのも、相続人ですらどこかもわからない山奥の山林などはともかく、宅地や田畑などは現場を見させてもらうからです。

これらの土地すべてが舗装されているわけではありませんので、足元が確かな晴天の日を狙って行くことにしています。
現場では、土地の評価額から控除できるようなものはあるか 現地及び周囲を確認します。
市役所でえた規制など法令等の情報と合わせて、評価額を再検討します。

バックナンバー
事業所情報

〒411-0816 静岡県三島市梅名203-1
TEL:055-984-4888
FAX:055-977-0234

TKCへのリンク